<タイプと症状>
水分が体内に余っている人
うすい多量の痰、水溶性の鼻水、手足の冷えの症状を伴う
咳が長引いている人
粘りのある黄色い痰、口が苦い、喉に渇きと痛みがある
食事の不摂生(脂もの、甘いもの、味の濃い物などの過食)
痰が白く、粘っこく、量が多い、胸苦しさ、腹満感、食欲不振、軟便
ストレスが多い人
精神的ストレスによる緊張、胸のつかえ
加齢による肺の潤い不足
カラ咳、痰がない、のどがイガラっぽい、夜間に咳が多い、痰血
慢性の咳はおおまかにこのようにタイプ分けされます。その人の状態をきちんと見極めて漢方薬を処方することで症状改善に導きます。
<おすすめ養生>
横向きに寝る
うつぶせ寝や仰向け寝より気道を確保できるため夜間の咳を和らげることができます
温かい飲み物
温かい飲み物をゆっくり飲むと、鼻やのどを加湿し気道の繊毛運動がスムーズになり痰が出しやすくなります。
はちみつを入れた飲み物
はちみつに含まれている成分には、殺菌作用や荒れた粘膜を保護して炎症を抑える作用などがあり、のどを潤して口やのどの乾燥を防ぎます。
食事療法
大根、ゆりね、トマト、梨、かりん、かんきつ類、杏仁豆腐、はちみつ など
控えること
冷たい飲み物、刺激物(辛い物、熱すぎるもの、強い炭酸、アルコールなど)
喉の酷使(カラオケ、大声、長時間のおしゃべり)、タバコ